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苦い銭



苦い銭を観た。
急速に経済大国となった中国。誰もが裕福な生活を求めるがそのチャンスは一部の都市に限られていた。
地方からの出稼ぎ労働者の現状を映し出したドキュメンタリー作品。

経済大国になる以前はどうだったのかが観る側が理解していれば、もしくはこの作品で分かる様になっていれば現在の中国が抱える問題をもっと深く理解出来るのかもしれない。
出稼ぎに来た夫婦の喧嘩だって今現在の状況、なんとしても金を稼ぎたいという状況だからあれだけ激しい喧嘩になっているのかもしれないし。結局仲直りしてるけど。

労働者は安い賃金で過酷な労働を求められ、それを拒む者は使い捨てにされる。
経営者はそれをしなければその業界で生き残っていくことは出来ない。
衣料品縫製工場が舞台。衣料品に限らず中国製製品の工場では同じ様な状況なのだろう。程度の差は有れ世界中どこでも似たようなものか。過去の高度成長期の日本だって同じかもっと酷かったかもしれないし。

本作を観る限りでは部外者が傍から見るとまともな状況ではなくて。でもその渦中にいる人にとっては状況に適応して逞しく生きていかなければならなくて。
どんな状況にも適応出来る人がいてその逞しさは羨ましくもあった。一方で状況に適応出来ない人は切り捨てられるだけ。

問題は山積みであると提示されてはいるけどどうするべきなのか。という答えはこの映画の中には無い。
後から振り返ってみてあの時ああしていれば、ああするべきだった。と思うものなのかもしれない。
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