So-net無料ブログ作成
検索選択

アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男 [ア行の映画]



『アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男』
"DER STAAT GEGEN FRITZ BAUER" (2016・ドイツ・1h45)
監督・脚本 : ラース・クラウメ
出演 : ブルクハルト・クラウスナー、ロナルト・ツェアフェルト、リリト・シュタンゲンベルク



ナチスドイツによるユダヤ人虐殺において指揮的役割を担い重要戦犯となるがその行方をくらましたアルドフ・アイヒマン。
ドイツ検事局検事長フリッツ・バウアーはその潜伏先の情報を得るが身柄を確保するにはイスラエルの情報機関モサドにその情報を渡す以外に方法は無かった。



『アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち』ではアイヒマンの身柄を確保した所から物語が始まるが、本作はアイヒマンがどの様にして身柄を確保されたのか、そこに至るまでの困難が描かれる。

ドイツでも戦後復興の方に国家、国民の意識は向いていて、まだ数年しか経っていないのに戦争についての記憶も薄れてきている。それでいいのかとバウアー氏。自分たちの戦争を総括した上での復興でなければならない。そのためにも重要戦犯を自分たちの手で裁かなければならない。
しかしナチスの残党が今だ強い勢力を持っていて自分たちだけの手でという事は難しく、違法ながらも情報をモサドに渡さなければならなかった。
そういったバウアー氏の信念と執念が描かれる。そしてバウアー氏を描く上で氏のプライベートな事についても隠される事は無く。その点誠実と言えば誠実で実直。でも意外だった。今の時代なら隠す必要も無いという事なのだろう。

バウアー氏の部下のエピソードで重要なカギを握るあの人を演じているのが男の人だったらショックだったけど女優さんだった。



本作にしても『アイヒマン・ショー』にしてもアイヒマンが冷血な極悪人である事は疑いようも無いとしている。責任者の一人ではあるのは確かだけど、ひねくれ者としては本当にそうなのだろうかと思ってしまう。何かアイヒマン一人に罪を押し付けているような気がしてしまう。
コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

太陽の下で -真実の北朝鮮- [タ行の映画]



『太陽の下で -真実の北朝鮮-』
"V PAPRSCCH SLUNCE" (2015・ロシア=チェコ=ドイツ=ラトビア=北朝鮮・1h50)
監督 : ヴィタリー・マンスキー



北朝鮮、平壌に暮らす3人家族の日常を映したドキュメンタリー。しかし、その日常風景には北朝鮮当局による演出が介入していた。



外国人監督によるドキュメンタリーを北朝鮮当局は自分たちの正当性をアピールするために利用しようとするがそれがかえって自分たちの胡散臭さを露わにしてしまう。

少女が最後に流した涙の意味は本当の所は全く分からない。ただ単に体調か機嫌によるものなのかもしれない。それを何か意味ありげに見せたのは、自分の意図するドキュメンタリーを撮らせてもらえず、プロパガンダとして利用された監督の意地であり復讐でもあるのではないか。

監督と北朝鮮当局の間で起こった事で一番とばっちりを受けたのは撮影対象となった家族だろうと思う。
もし当局の思惑通りの映画となっていたらあの家族の将来は安泰であったかもしれない。でも映画は当局の意に反するものとなり、その存在自体すら認められないものとなった。その事で家族に何かしら害が及ぶ事は無いだろうけど、安泰の将来が失われてしまったのは可哀想な気もする。
でも北朝鮮自体の将来がどうなるかも分からないし、分からないのは世界全体がそうだけど。もし北朝鮮がどうにかなった時に今回の事が家族にとって幸運だったりするのかもしれない。



介入が及んでいないドキュメンタリーの部分も有るのだろうと思う。その中では少女が通う小学校での反日教育の徹底ぶりが凄かった。あれだけの事をされたら反日思想が骨の髄まで浸み込むだろうと思う。
中国や韓国でもあんな感じだったりするんだろうか。



少女が献花するシーンでイマジナリーラインを超えていた。あれだけはっきりと超えたのを見たのは初めてかもしれない。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%B3%E5%AE%9A%E7%B7%9A
コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場 [ア行の映画]


ポスター/スチール 写真 アクリルフォトスタンド入り A4 パターン2 アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場 光沢プリント

『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』
"EYE IN THE SKY" (2015・イギリス・1h42)
監督・出演 : ギャヴィン・フッド
出演 : ヘレン・ミレン、アラン・リックマン、アーロン・ポール、バーカッド・アブディ、フィービー・フォックス、イアン・グレン








ケニア、ナイロビに潜伏するイスラム勢力アル・ジャバブのメンバー捕獲作戦が英米合同で進行する中、偵察映像によって自爆テロの準備が進められている事が判明する。ドローンによるピンポイントの爆撃はすぐにでも可能だったが一般市民への巻き添えが考慮され会議室においての決行の指示を出せずにいた。



ネタバレ有。



緊張感が続く良く出来た軍事サスペンス映画。政治家たちの責任逃れのために決断が下せないのはイラっとするが、それだけ責任重大という事。
軍事的には速やかな決断を迫られるが、政治的・倫理的には慎重な判断が必要。
結局映画の中では軍事的な判断が下されるがそれが正しかったのかは分からない。
爆撃の巻き添えで犠牲となった少女の両親がその復讐のため自分たちが自爆テロを行う。こうして復讐の連鎖が続いていく。という所まで行くのかと予想したけど。



上空を飛行しているドローンから地上の一か所の静止映像をどうやって撮影しているのだろう?
ドローンは上空を旋回していて、搭載されているカメラが動いて一点を撮影し続けているという事なのか。



アラン・リックマンの遺作は『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』という事になるらしい。
コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

ダーティ・グランパ [タ行の映画]


Dirty Grandpa [DVD] [2016] by Robert De Niro

『ダーティ・グランパ』
"DIRTY GRANDPA" (2016・アメリカ・1h42)
監督 : ダン・メイザー
出演 : ロバート・デ・ニーロ、ザック・エフロン、ゾーイ・ドゥイッチ、オーブリー・プラザ、ジュリアン・ハフ、ダーモット・マローニー、ジェイソン・マンツォーカス、アダム・パリー、ダニー・グローヴァ―






結婚を間近に控えた孫と長年連れ添った妻を亡くした祖父がフロリダへの小旅行に出掛ける。自由の地フロリダで羽目を外す祖父とそれに振り回される孫。次第に孫のそれまでの人生哲学が崩壊していく。



思っていた以上に下ネタ満載。そして下品。下ネタに下品も上品も無いけどもあからさま過ぎるのはやっぱり下品ではないかと思う。
そのノリに最初はついていけなかったけど、ザック・エフロンのみつばちからは楽しめた。ザック・エフロンがあれだけ吹っ切っているのにこっちが引いていては申し訳ない。
ザック・エフロンはデ・ニーロ顔真似も一瞬だけしていた。



コメディとしてはやや冗長というか、一つのシーンを引っ張り過ぎてる様な所も有った。でも概ね面白かった。

クライマックス後のしんみりとしたシーンで前フリ無しで突如出てくるアンドレ・ザ・ジャイアントネタ。アンドレ知ってるから面白かったけど、なんのこっちゃ分からない人の方が多分多いんじゃないかと思う。
あれは日本語字幕においての意訳だったりするんだろうか。

老人プレイにおいては老人のデ・ニーロにしても自分より上の世代を演じてプレイしているという事ではないのだろうかと想像する。


新日本プロレスリング 最強外国人シリーズ 大巨人伝説アンドレ・ザ・ジャイアント DVD-BOX

コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

ホワイト・バレット [ハ行の映画]


【メール便送料無料】中国・香港映画/ 三人行(ホワイト・バレット)(DVD) 台湾盤 Three


『ホワイト・バレット』
"三人行" (2016・香港・1h28)
製作・監督 : ジョニー・トー
出演 : ヴィッキー・チャオ、ルイス・クー、ウォレス・チョン、ロー・ホイパン、チョン・シウファイ、ラム・シュー








頭に銃弾を受け病院に緊急搬送されてきた犯罪グループの一員。しかし意識のあるその男は手術を頑なに拒否する。警察は男から犯罪グループの居場所を聞き出そうとし、医者はその状況をただ見ているしかなかった。



ジョニー・トー監督の製作会社ミルキーウェイ創立20周年記念作品。
前作の念願のミュージカル映画は個人的にはちょっと合わなかった。今回は得意のサスペンス映画。
何かの企みを持つ犯罪者、何事かの隠蔽を図る警察、キャリアアップに必死な女医、そしてドジな刑事のラム・シュー。そんなに大掛かりな作品では無いけど、ジョニー・トー監督らしさに溢れた群像サスペンスで面白かった。



クライマックスのワンカット風の銃撃シーンが面白かった。最後の方のラム・シューのあれはサービスカットという事でいいのだろう。
『ドラゴン×マッハ!』でも刑務所の暴動シーンはワンカット風だった。香港映画の流行りなんだろうか。その元は『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』か。いい感じに自分たちの作品に取り入れていると思う。



ルイス・クー演じる刑事が誰に対しても厳しい男なのかと思いきや、上司に対しては媚びるというのとは違う社交辞令を愛想良く出来る人物。表裏が有って幻滅という事は無く。自分たちの職務を円滑に遂行させるためにそういう所に変なプライドを持っていないんだと思えた。そういう人の方が信頼できるんではないか。
コメント(0)  トラックバック(2) 
共通テーマ:映画