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2本 『光の六つのしるし』『ルイスと未来泥棒』 [2007年12月に観た映画]

2007年12月も押し迫った日に観た映画。

『光の六つのしるし』
『ルイスと未来泥棒』

ネタバレ、悪口も有りますご注意を。






『光の六つのしるし』  有楽町スバル座
“THE DARK IS RISING” (2007・アメリカ) 1h39
監 : デヴィッド・L・カニンガム
出 : アレクサンダー・ルドウィグ、クリストファー・エクルストン、イアン・マクシェーン、フランセス・コンロイ、アメリア・ワーナー、グレゴリー・スミス

「ハリウッド・エクスプレス」で2007年の大コケ映画に認定。(因みにナンバーワン大コケは『ラッキー・ユー』。『ラッキー・ユー』実は好きな映画なんですけど。)

どんなもんかいな。と、観てみた所。
惜しい映画でした。
物語自体は面白くなりそうなのに、緊迫感が無いためにユルユル。
脇役陣は有名な人はいないけどイイ味出してるのに、主役のA・ルドウィグくんに今イチ華が無い。
映像はダークな感じで、VFXの出来も良かっただけに本当に惜しい映画でした。

クライマックスでの敵との戦いがやけにあっさりしているのは、続編有りきの為でしょう。
しかし続編は大コケぶりからすると大々的には無理そう。
ひっそりとなら有るかも。『ダンジョン&ドラゴン』みたいに。

本作を観てたらアニメの『幻魔大戦』を思い出した。ちょっとした所が似ている。
『幻魔大戦』の実写版観てみたい。
アニメのデザインのままのベガがCGで動いたら相当カッコイイ。





『ルイスと未来泥棒』  丸の内ピカデリー2
“MEET THE ROBINSONS” (2007・アメリカ) 1h35
監・声 : スティーヴン・J・アンダーソン  製揮 : ジョン・ラセター
声 : ダニエル・ハンセン、ウェズリー・シンガーマン、ニコール・サリヴァン、ハーランド・ウィリアムズ、アンジェラ・バセット

面白かった。最後に本作を観て2007年が気持ち良く終われました。

時に騒々し過ぎるのが難点と言えば難点ですが、それでも物語がラストに収まる所に収まってゆくのを観ているのは気持ちイイ。

過ぎ去った事ばかりを気にせずに前進あるのみ。その先には輝ける未来しか待っていない。
というメッセージはいささかポジティブ過ぎる気もしないではないけど、それこそがディズニーって事で。
ディズニーが子供に伝えるメッセージとしては間違いなく正しい。


3本 『ダーウィン・アワード』『パルス』『ジャーマン+雨』 [2007年12月に観た映画]

2007年12月のある日に観た映画。

『ダーウィン・アワード』
『パルス』
『ジャーマン+雨』

ネタバレも有りますのでご注意を。






『ダーウィン・アワード』  シネセゾン渋谷
“THE DARWIN AWARDS” (2006・アメリカ) 1h35
監・脚 : フィン・タイラー
出 : ジョセフ・ファインズ、ウィノナ・ライダー、ティム・ブレイク・ネルソン、デヴィッド・アークエット、ジュリエット・ルイス、クリス・ペン


おバカな事例を集めた『MASTERキートン』。

一つ一つの事例がおバカで面白く、作品を通してのメッセージ
“そんなに堅苦しく生きなくてもいいヨ”
というのも、自分なんかにも分かりやすくて好い映画でした。

アメリカ全土を飛び回るJ・ファインズとW・ライダー。

・・・あれっ?J・ファインズの目的ってなんだったっけ?
え~っと、おバカな死に方をした人達の調査をして・・・
その人達の共通点を見つけ出して・・・
で、どーすんの?

そんな事も分からない自分が一番おバカでした。

W・ライダーのやさぐれた女性というのも全く違和感無かった。
やっぱW・ライダーは上手いっすね。

C・ペンが2006年の1月に亡くなっていると今頃になって知って驚きました。
C・ペンと言えば大体の人は『レザボア・ドッグス』のナイス・ガイ・エディだと思いますが、
自分としては『フットルース』でのサラ・ジェシカ・パーカーの恋人役。
あの頃は全然スリムだった。

本作でも相変わらずの球体体型に磨きがかかってるなぁと思いましたが、
やっぱりそれが原因の一つなんでしょうか。





『パルス』  シアターN渋谷 シアター2
“PULSE” (2006・アメリカ) 1h26
監 : ジム・ソンゼロ
出 : クリステン・ベル、イアン・サマーハルダー、クリスティナ・ミリアン

黒沢清監督の2000年の作品『回路』のリメイク。
いやぁ~アメリカでリメイクされても黒沢清作品はよくワカンネェや。

至る所にオバケって存在する(存在させられる)ものなんだなぁ。とヘンな所で感心。
昔は柳の木の下や、井戸の中。
今やネットやケータイの電波の中。





『ジャーマン+雨』  ユーロスペース1 
(2006・日本) 1h11
監・脚 : 横浜聡子
出 : 野嵜好美、藤岡涼音、ペーター・ハイマン、ひさうちみちお

本作を観て、映画って何が正しくて何が間違いなのか本当は無いものなんだと気付かされた。
倫理的にやってはいけないものはあるけど、基本的には監督が作りたい様に作っていいもの。

その作りたかったものが観ている人達に伝わるか、それとヤラシイ話し商業的に成功するかどうかは別として。

残念ながら自分には本作で横浜監督が何を伝えたかったのかよく分からなかった。
ただ、横浜監督が本作を作りたい様に作ったというのはよく分かった。(実際そうなのか、全然満足してないのかもしれないけれど。)

本作をどのように形容すればいいのか。
漫画に“ヘタウマ”というジャンルと言うかくくりがあるけど、そういう感じ。
それが狙いでやったというのではなくて、自然とそうなってしまった。
言わば“ナチュラル・ボーン・ヘタウマ”。


2本 『ユゴ 大統領有故』『ザ・シンプソンズ MOVIE』 [2007年12月に観た映画]

2007年12月に観た映画。






『ユゴ 大統領有故』  シネマート六本木 スクリーン1
(2005・韓国) 1h44
監・脚 : イム・サンス
出 : ハン・ソッキュ、ベク・ユンシク、ソン・ジェンホ、チョ・ウンジ

1979年に起こった韓国大統領パク・チョンヒ殺害の真相に迫る。

韓国でも政治の世界は魍魎跋扈、当然真相は闇の中なのでイム・サンス監督が調べに調べぬき、それに監督の考えを交えて描いています。
ですから本作で描かれていることがドンピシャで合っているのかもしれないし、とんでもなく見当違いなのかもしれない。

ただ、今から30年近く前に韓国でその事件が有ったという事実は、韓国や北朝鮮の歴史に日本という国が深く重大に関わっているのだから知っておかないといけない。

映画はその内容からどシリアスな感じかと思ってましたが、その事件に関わってしまった人達の悲喜こもごもをブラックを大量に含むユーモアを交えて描いているので観易くなっております。

大統領殺害のシーンは観応え充分。韓国映画の底力を見せつけてくれます。
1箇所だけシーンの時間が前後してしまうのが残念。そこをもうちょっと工夫してくれたら完璧だった。





『ザ・シンプソンズ MOVIE』  TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン3
“THE SIMPSONS MOVIE” (2007・アメリカ) 1h27
監 : デヴィッド・シルヴァーマン
声 : ダン・カステラネタ、ジュリー・カヴナー、ナンシー・カートライト、イヤードリー・スミス、トム・ハンクス

吹替え声優騒動から感じていましたが、ファンの方々のシンプソンズ“愛”って、

スッゴイッでっすねぇ~

・・・ファンの方々すみません。

笑って許してぇ~

・・・本当にごめんなさい。

客席はほぼ満席。シンプソンズ“愛”に包まれて笑い声が絶えません。

自分なんかは“愛”が全然足りませんでした。

「“愛”無き者は去れ」と言う疎外感を全身に受けて寂しく帰りました。


本作とは関係ありませんが、2007年度のアカデミー賞長編アニメーション部門に『鉄コン筋クリート』がエントリーしているのを遅ればせながら知りました。

エントリー12本の中からノミネート3本に絞られるのでかなり厳しい状況ですが、
ガンバレ『鉄コン』!(いまさら何をガンバレばいいのか分かりませんが、とりあえず遠い日本から応援だけ。)



『タラデガ・ナイト オパールの狼』 [2007年12月に観た映画]

2007年12月に観た映画。






『タラデガ・ナイト オパールの狼』  DVD(レンタル)
“TALLADEGA NIGHTS : THE BALLAD OF RICKY BOBBY” (2006・アメリカ) 2h01

製揮・監・脚・出 : アダム・マッケイ  製揮・脚・出 : ウィル・フェレル
出 : ジョン・C・ライリー、サシャ・バロン・コーエン、ヒューストン・タムリン、グレイソン・ラッセル、エイミー・アダムス

W・フェレルの新作『俺たちフィギュア・スケーター』が公開中なので、その前に本作で肩慣らし。

おバカ映画という事は知っていたけど、想像を超えるおバカだった。
おバカ過ぎて付いていけない所も有ったけど、おバカ過ぎて笑える所も有った。

真っ白ブリーフのパンツ一丁でサーキットを駆け回るW・フェレル。
自らの足にナイフを突き刺すW・フェレル。
ネコ科の猛獣クーガーと対峙するW・フェレル。

W・フェレル面白いわ。

ネガティブ・カッター・モー・ヘンリー。


『ベオウルフ/呪われし勇者』 [2007年12月に観た映画]

2007年12月に観た映画。






『ベオウルフ/呪われし勇者』  新宿ジョイシネマ3
"BEOWULF” (2007・アメリカ) 1h54
製・監 : ロバート・ゼメキス
声 : レイ・ウィンストン、アンソニー・ホプキンス、ブレンダン・グリーソン、ロビン・ライト・ペン、ジョン・マルコヴィッチ、アンジェリーナ・ジョリー


権力には欲望と誘惑が付きもの。
それが例え英雄だったとしても。権力を望む事によって、欲望と誘惑に絡めとられてしまう。

それは太古の昔から現在に至るまでこれっぽっちも変わっていない。

しかしスゲェなベオウルフ。

5日間泳ぎ続ける男。“アイ・アム・ベオウルフ!”

冬場に素っ裸で寝る男。“アイッ・アムッ・ベオウルフッ!”

フルチンで戦う男。“ベオウルフ、ここにあり~っ!”

ついに新宿ジョイシネマも座席指定。
便利っちゃあ便利だけど、面倒クサイっちゃあ面倒クサイ。
ふらっと気楽に行ける映画館がどんどん無くなっていく。


『ジーリ』 [2007年12月に観た映画]

2007年12月に観た映画。






『ジーリ』  DVD(レンタル)
“GIGLI” (2003・アメリカ) 2h01
製・監・脚 : マーティン・ブレスト
出 : ベン・アフレック、ジェニファー・ロペス、ジャスティン・バーサ、アル・パチーノ、クリストファー・ウォーケン

2003年のラジー賞5部門ゲット。作品、監督、脚本、主演女優、カップル(B・アフレックとJ・ロペス)。
それよりスゴイのが、翌年の“この25年のワースト・コメディ作品賞”ゲット。
まさかこんなエゲつない賞まで獲ってるとは思わなかった。
アメリカ人よっぽどこの映画嫌いみたいです。

そんな訳で好きなM・ブレスト監督の映画でもなかなか手が出なかったんですが、
ようやっと観る気になりました。

恐る恐る観た所、確かに決して良い映画とは言えません。
退屈だし、話しにまとまりがないし、ラストで感動作に持っていこうとしてるのがあざといし。

ただ、『ミッドナイト・ラン』好きな自分にとっては、『ミッドナイト・ラン』の出来の悪い弟という感じでちょっと放っとけない。
映画の至る所に『ミッドナイト・ラン』を感じられて、なんか嬉しい。

B・アフレックが黒の革のジャケットを着ているだけで“オオッ!”と思ってしまう。
その他にも音楽の使い方、キャラクターの性格、電話を掛けているシーンだけでも“オオッ!、ジョー・パントリアーノ”と思えてつい顔がにやけてしまう。

そんなこんなで良い映画ではないのに満足感だけは有る。という不思議な映画でした。

映画の中で、自分の爪の見方でその人の本質が男性的か、女性的かが判るというシーンが有りました。
指を曲げて手のひら側から見ると男性的、指を伸ばして手の甲側から見ると女性的。
映画の中の嘘なのかもしれませんが、妙に説得力はあります。
これからの飲み会シーズンで使ってみては。

ネガティブ・カッター・モー・ヘンリー。


3本 『《ニュー・アニメ・クリエイターズ》』『転々』『サーフズ・アップ』 [2007年12月に観た映画]

2007年12月に観た映画。






『《ニュー・アニメ・クリエイターズ》』  ライズX
1h03

日本と韓国の短編アニメ3本を上映。料金は1,000円とお値打ち。

「楓ニュータウン ~僕らは大人になってくねん!~」 (2007・日本) 0h28
監・原・脚・キャラクターデザイン : いわきりなおと  声 : 森永悠希、土岐明里

「ウルフ・ダディ ~パパが必要なの~」 (2006・韓国) 0h10
監・原・脚 : チャン・ヒュンユン

「ほしのこえ」 (2002・日本) 0h25
監・脚・美・撮 : 新海誠
声 : 武藤寿美、鈴木千尋

「楓~」は手描きかと思っていたらCGだった。
手描きの方が作品的に合っていたと思うが、少人数で作るとなるとCGの方が便利なんでしょう。

小学5年生の胸キュン初恋物語。
声をあてている子供たちのリアル関西弁が可愛らしい。
主人公ミキオ役の森永悠希くんは今年公開された『しゃべれどもしゃべれども』に出ていた少年。

「ウルフ・ダディ」が思いのほか良かった。
ほっこりあったかアニメ。観る機会が有りましたら是非。

韓国映画特有の涙の押し付けはありません。10分だから押し付ける暇がなかった?
もう少し長かったら押し付けられたかも。

「ほしのこえ」はDVD(レンタル)にて鑑賞済み。

新海監督がほぼ一人で作った作品。
スゲェな新海監督。スゲェなパソコン。スゲェな日本アニメ。と、再認識。

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『転々』  アミューズCQN シアター1
(2007・日本) 1h41
監・脚 : 三木聡
出 : 三浦友和、オダギリジョー、小泉今日子、吉高由里子、岩松了、ふせえり、松重豊、岸部一徳

三木監督、相変わらずの小ネタ満載映画。
笑わせて、最後しんみりという型も円熟の域に。
本作が今の所最高傑作じゃないだろうか。

出演者の皆さん素晴しい。映画の中の住人と思えるほど自然。
三木映画の常連、岩松了さん、ふせえりさん、松重豊さんのトリオ面白すぎ。

ふせえりさんと言えば『図鑑に乗ってない虫』での“ちょろり”は最高だった。
『図鑑~』は“ちょろり”を見るだけでも一見の価値あり。

三木監督、“ちょろり”で一本作ってくれないだろうか。
イヤ、一本と言わずシリーズモノで何本でも。


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『サーフズ・アップ』  日比谷スカラ座
“SURF’S UP” (2007・アメリカ) 1h25
監・脚 : アッシュ・ブラノン / クリス・バック
声 : シャイア・ラブーフ、ジェフ・ブリッジス、ズーイー・デシャネル、ジェームズ・ウッズ、ジョン・へダー


とりあえず最初はオリジナルの声で観たいんだけど。
年々、と言うより月々、と言うより日々、海外のアニメにおいてオリジナルの字幕版の肩身が狭くなっている。
本作の字幕版、都内での上映は多分ここだけ。しかも夕方からの2回。
なので渋谷から日比谷に移動。

お気楽に観れて面白い。
特に大事件が起こるというわけでもなく、のんびりと“サーフィンって楽しいよ~”というノリ。

CG技術が凄い。CGが世に広まりかけた頃、CGでは水を表現するのが難しい。
と言われていたのを憶えているが(後は髪の毛とか)、もう完全にその問題はクリアー。
波の動き、波しぶき、水の透明感。どれも完璧。
ペンギンたちの毛並みもフワフワしていて気持ちよさそう。

CGアニメはエンドロールが長いというのが世の常ですが、本作も当然長い。
ピクサーのアニメだとエンドロールにオマケが有って退屈しないけど、本作はそれがなく退屈。
どうせならサーフィンシーンでも流せばいいのにと思っていた所、有りましたオマケ。

最後にJ・ブリッジズの歌が聴けます。
『恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』でも歌声を披露するほどですから上手いです。
吹替え版では聴けるんでしょうか?

本作のJ・ブリッジス、モゴモゴ感は控えめ。


3本 『君の涙ドナウに流れ』『ウェイトレス ~おいしい人生のつくり方』『ROBO☆ROCK 〈ロボ☆ロック〉』 [2007年12月に観た映画]

2007年12月に観た映画。






『君の涙ドナウに流れ ハンガリー1956』  シネカノン有楽町2丁目 シアター1
“CHILDREN OF GLORY” (2006・ハンガリー) 2h00
監 : クリスティナ・ゴダ  製 : アンドリュー・G・ヴァイナ  原・脚 : ジョー・エスターハス
出 : イヴァーン・フェニェー、カタ・ドボー、シャンドール・チャーニ

ハンガリー映画は初めて観る。
しかし、あまり東欧の映画という感じはしない。プロデューサーが『ランボー』を初めとして、ハリウッドでアクション大作を多く手掛けてきたA・G・ヴァイナ。
脚本が『氷の微笑』等でハリウッドで活躍しているJ・エスターハスというのが大きな理由。
両者ともハンガリー出身。

ハンガリーに対する予備知識ゼロで観たけど、話しを見失う事はなかった。

ハンガリーで1956年に起こった革命と紛争。
同じく1956年のメルボルン・オリンピックでの、ハンガリー水球チームの金メダル獲得までを重ね合わせて描いている。

映画として、その2つの出来事が効果的に描かれているのかは疑問だけど、
多くの命を犠牲にした人達が、我々が今いるのはその出来事、挫折と栄光が有ったからだ。
と、声高らかに謳われたら、現代の日本でノホホンと日々過ごしている自分なんかは黙ってその話を聞くしかない。

銀座に向かう丸の内線の車内で、映画評論家の渡辺祥子さんを発見。
また、本作を観終わった後、銀座をブラブラしていたら“ババア、コノヤロー”でお馴染みの毒蝮三太夫さんを発見。

                   

『ウェイトレス ~おいしい人生のつくりかた』  シャンテシネ3
"WAITRESS” (2006・アメリカ) 1h48
監・脚・出 : エイドリアン・シェリー
出 : ケリー・ラッセル、ネイサン・フィリオン、シェリル・ハインズ、ジェレミー・シスト、アンディ・グリフィス

本作の監督A・シェリーが既に亡くなっているという事は知っていたけど、
そのA・シェリーが主人公の同僚、メガネで青白肌の女性だとは知らなかった。

遺作である本作の最後に、A・シェリーの小っちゃい娘さんが出演している。
その最後のシーンで、映画の中ではK・ラッセルの同僚たちに“バイバ~イ”としているんだけど、
撮影現場では監督であり、お母さんであるA・シェリーに“バイバイ”をしているんだと思う。
それがフィルムに焼き付けられている。というのがなんとも泣ける。


会話劇とも言えるほど会話にこだわっていて、テンポ、間、リアクションどれも素晴しい。
言葉の選び方、使い方も多分こだわっていると思うが、残念ながら英語なのでその点は分らない。

主人公の中で何かが吹っ切れた時に、K・ラッセルの顔の表情だけを延々と追うシーンが面白かった。

………

『ROBO☆ROCK 〈ロボ☆ロック〉』  K’s cinema
(2007・日本) 1h32
監・原 : 須賀大観
出 : 塩谷瞬、中山祐一朗、遠藤憲一、本多章一、美波、うえだ峻、山本浩司、我修院達也

丸の内線にて銀座から新宿に移動。

ロボット見たさで観たが、ん~出番少ない。残念。
夢をあきらめないで的な青春モノでした。

出番少ないながらも、ロボット”ランドツェッペリン”はカッコよかった。
CGの出来も素晴しい。

巨大ロボットといえばロケットパンチ。”ツェッペリン”当然やります。
『惑星大怪獣ネガドン』に出てきたロボットも確かロケットパンチをやっていた気がする。

『~ネガドン』は、フルCGの怪獣映画。25分の短編ですが面白い。
  


2本 『スリザー』『XX(エクスクロス) 魔境伝説』 [2007年12月に観た映画]

2007年12月に観た映画。



『スリザー』  
池袋シネマロサ2
 “SLITHER” (2006・アメリカ) 1h36
監・脚 : ジェームズ・ガン
出 : マイケル・ルーカー、ネイサン・フィリオン、エリザベス・バンクス、タニア・ソルニア、グレッグ・ヘンリー

宇宙生命体スリザーと人間のドロドロの攻防。
スリザーに乗っ取られてしまった人間の成れの果ては、『大日本人』の獣(じゅう)の様。

M・ルーカーは、最初マッチョな富野由悠季氏かと思ったが、
乗っ取られてイカになり、最後はマザー・スリザー。

鍛えてるなぁM・ルーカー。脱いだら格闘家みたいな体してる。
この役のために鍛えたという事では無いだろうけど。

本作の制作会社は“ゴールデン・サークル”。初めて聞く名前。
会社のロゴマークが黄金の輪っかで、最初『ロード・オブ・ザ・リング』が始まるのかと思った。

 

                                 

『XX〈エクスクロス〉 魔境伝説』  シネマサンシャイン1番館
(2007・日本) 1h30
監 : 深作健太
出 : 松下奈緒、鈴木亜美、小沢真珠、池内博之、中川翔子、森下能幸、仁科貴

映画の最中、感想を述べ合うカップル出没。
何もそんな所をアメリカンにならなくても。

少し離れた所に出没したので、被害は少なかったけど、
近くにいた人はご愁傷様でした。

しかし、この映画はそれが正しい観方なのかも。
何人か集まってキャーキャー騒ぎながら、ツッコミ入れながら。

一番盛り上がるのは、クライマックスの後だと思う。

しかし感想を述べ合うのは自分ちだけにしてもらいたい。

森下能幸さんの婆さん役は全く違和感なし。


2本 『呉清源 極みの棋譜』『僕のピアノコンチェルト』 [2007年12月に観た映画]

『呉清源 極みの棋譜』  シネスイッチ銀座2
“呉清源” (2006・中国) 1h47
監 : ティエン・チュアンチュアン
出 : チャン・チェン、伊藤歩、柄本明、仁科貴、松坂慶子、南果歩、大森南朋

失敗した。全く何の予備知識も無しで通用する相手じゃなかった。
コテンパンのボッコボコ。完敗。
まだまだ修行が足りません。

昭和という激動の時代、波乱に満ちた呉清源の半生を描く。

普通に観れると思ったんだけど、恐るべし中国映画。
まさかそこからドラマ性を排するとは思ってもみなかった。
起こった出来事を起こったままに描く。
“呉清源日記”というタイトルの方が合っているかも。

伊藤歩さんが可愛かったのが、自分的にこの映画の唯一の救い。




『僕のピアノコンチェルト』  銀座テアトルシネマ
“VITUS” (2006・スイス) 2h01
製・監・脚 : フレディ・M・ムーラー
 
出 : テオ・ゲオルギュー、ファブリツィオ・ボルサニ、ブルーノ・ガンツ、ジュリカ・ジェンキンス、ウルス・ユッカー
 

スイス映画は初めてかもしれない。

破天荒な天才少年ヴィトス君の成長記。

「のだめ」と共演って面白そう。
千秋とヴィトス君の天才対決。

実写か漫画か、やはりラストはヴィトス君の演奏シーンで盛り上げたいので実写でしょうか。
しかしそれだと玉木宏さんが指揮する事になってしまう。
難しい所だ。
って妄想なんですけど。

天才少年を演じるT・ゲオルギュー君もまたピアノの天才少年。
演奏シーンが素晴しい。
人ってあんな風に指が動くものなんだ。と感心するばかり。
 


3本 『マイティ・ハート/愛と絆』『4分間のピアニスト』『ディセンバー・ボーイズ』 [2007年12月に観た映画]

『マイティ・ハート/愛と絆』  アミューズCQN シアター3
“A MIGHTY HEART” (2007;アメリカ) 1h48
監 : マイケル・ウィンターボトム  製 : ブラッド・ピット
出 : アンジェリーナ・ジョリー、ダン・ファターマン、アーチー・バンジャビ、イルファ・カーン、ウィル・パットン


ハリウッド映画に有りがちな、実話を元にしながら過剰な演出を施したために、
その実話の見る影も無くなってしまった。
という事に対するアンチな映画。
実際に起こった出来事を出来るだけそのまま描く。
M・ウィンターボトム監督の作風にはピッタリの映画。

ややこしいっすね、現代の世界情勢。
被害者と加害者という区別は付いても、善と悪の区別は付けにくい。

どこの誰がややこしくしてるんですかね?
本作では、国家レベルでは敵対し憎しみあっていても、個人においては協力し信頼しあえる。
という姿が描かれている。

この際ブッシュ一人に責任をなすりつけるってのも、世界平和への近道なのかも。



『4分間のピアニスト』  シネマGAGA
“VIER MINUTEN” (2006・ドイツ) 1h55
監・脚 : クリス・クラウス
出 : モニカ・ブライブトロイ、ハンナー・ヘルツシュブルング、スヴェン・ピッピッヒ

ドラマ詰め込んだなぁ。
しかもその一つ一つが重い。
その割に映画全体の印象はそれほど重くない。
それが良いのか悪いのか。

M・ブライブトロイの若かりし頃を演じている女優さんはナイスキャスティング。
この人が年をとったらM・ブライブトロイになると言われたら納得するしかない。

年代別に違う俳優さんをキャスティングするというパターンで納得したのは、
『プリティ・リーグ』で、ジーナ・デイヴィスがおばあちゃんになった時の女優さん。
いるもんだなぁ。層が厚いなハリウッドは、と感心しました。



『ディセンバー・ボーイズ』  渋谷TOEI②
“DECEMBER BOYS” (2007・アメリカ) 1h45
監 : ロッド・ハーディ
出 : リー・コーミー、ダニエル・ラドクリフ、ジェームズ・フレイザー、クリスチャン・バイヤーズ、テリーサ・パーマー

12月生まれの孤児の少年4人組“ディセンバー・ボーイズ”のひと夏の経験。
ダン君もすっかり青年。

4人組の一人C・バイヤーズ君が鈴木杏ちゃんにそっくり。
世の中には自分とそっくりな人が何人かいるらしいですが、
まさか日本とオーストラリアに分かれているとは。
DNAの不思議を本作に観た。

エンドロールに流れる歌。
輝いていた少年時代のあの頃には、2度と、絶対、金輪際、何があっても、たとえこの世に人間が存在する理由が明かされたとしても、戻ることは出来ない。という内容。

言われなくても分ってますけど、そこまで言われちゃうとなんか切ない。


3本 『カフカ 田舎医者』『ヒッチャー』『この道は母へと続く』 [2007年12月に観た映画]

2007年12月2日(日)に観た映画。






『カフカ 田舎医者』  シネカノン有楽町2丁目 シアター1 (モーニングショー)
(2007・日本) 0h21
監・脚 : 山村浩二
声 : 茂山千作、茂山七五三、金原ひとみ


 表題作の他4本(『校長先生とクジラ』『頭山』『年をとった鰐』『『こどもの形而上学』)、計5本の山村監督の短編アニメを上映。
トータルで52分。

 『~田舎医者』は文学アニメ。
ブンガク、ワカンネェ~。
文学どシロートの自分が迂闊にも手を出してしまったためコテンパンの惨敗。

 『頭山』(あたまやま)は一度観てみたかったアニメ。
落語を題材にしているが、この噺は落語ならではの脳内イメージを最大限に活用してこそ面白いんだと思う。
逆に言うと、映像化してしまうとイメージが限定されてしまってあまり面白くない。

 『~鰐』は生きる者の性(さが)を童話風に描いた作品。
鰐にとっちゃあ自分の孫だろうが、親切にしてくれたタコだろうが、動くものは全て餌。
それが鰐。
似たような話がニール・ジョーダン監督の『クライング・ゲーム』の中で使われていたのを思い出した。

 『~クジラ』はどこかの自然保護団体のPRフィルムなんでしょうか?
『こども~』は山村監督のイマジネーションの赴くまま。といった感じ。

 シネカノン2丁目には初めて入った。清潔な映画館。





『ヒッチャー』  銀座シネパトス1
“THE HITCHER” (2007・アメリカ) 1h24
監 : デイヴ・マイヤーズ  製 : マイケル・ベイ
出 : ソフィア・ブッシュ、ザカリー・ナイトン、ショーン・ビーン、ニール・マクドノー

 映画館の前まで行ったら目当ての回がやってない。
愕然としたが、今日の内に観ておかないと今度の週末は上映しているか微妙な感じなのでどこかで時間をつぶす事に。

そこで長年の問題。
銀座で時間をつぶせる所がない。しかも2時間。
しかし、今日ついに見つけました。
秘密にしておきたいので詳しい事は内緒ですが、ある本屋さん。
銀座のど真ん中にこんなに閑散とした場所があったのか、と感心するほどお客さんが少なく店員さんも少ない。
椅子が置いてあるので疲れたら休憩も出来る。

一つ心配なのがあまりに暇そうで、その内閉店しちゃうんじゃないかという事。

 1985年の『ヒッチャー』のリメイク。
大分前に1回観ているが、内容はほとんど憶えていない。
シリーズモノは新作が公開される度にそれまでのものを出来るだけ観直すようにしているが、
本作はリメイクという事なので忘れてた方が丁度いいと思って観直さなかった。

観直しておいた方が良かったかも。
もしかして本作が描こうとしていたのは、邪悪な魂は受け継がれてゆく。という事?
’85年版のルトガー・ハウアーの邪悪さがC・トーマス・ハウエルに受け継がれ、
それが巡り巡って本作のS・ビーンへと渡った。
では無くてC・トーマス・ハウエルの20何年経った姿がS・ビーン?
で、今回S・ビーンから女性のS・ブッシュに邪悪な魂が受け継がれた。

という物語になっているのかどうか、’85年版がどういう結末だったのか全く憶えていないのであくまで妄想に過ぎない。
妄想ばっか。

 S・ブッシュは泣き顔美人。普通にしていても美人だけど、泣くと美しさ倍増。






『この道は母へとつづく』  ル・シネマ2
“ITALIANETZ” (2005・ロシア) 1h39
監 : アンドレイ・クラフチューク
出 : コーリャ・スピリドノフ、マリヤ・クズネツォーワ、ニコライ・レウトフ

 銀座から銀座線で渋谷に移動。
先週は大江戸線の青山一丁目から歩いて渋谷へ行ったが、
青山一丁目で銀座線に乗り換えればよかった事に気付く。

 ロシア版「母をたずねて三千里」だった。
原題の“イタリア”という言葉にはその意味も含まれているのかも。
因みに三千里は約1万1,781km。
イタリアからアルゼンチンまでは大体それぐらいの距離になる。と、「BSアニメ夜話」で確か唐沢俊一さんが言ってました。
本作の移動距離はちょっと離れた町までという感じなので三千里もありません。

 子供って無条件に親の事を愛するものなんですね。
たとえ自分の事をいったんは捨てた親でさえも。
健気だ。

 主人公のコーリャ君、芝居なのか素のままなのか分らないほどの名演。
うなずく時に小っちゃな声を発する。それが小動物のようで可愛い。
でもロシア人だから大人になったら“ダア~、ダア~”言うんだろうなぁ。



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