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プランゼット [2010年5月に観た映画]

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『プランゼット』
(2010・日本) 0h53
監督・脚本・原作 : 粟津順
声の出演 : 宮野真守、石原夏織、竹内順子



西暦2053年。宇宙からの謎の侵略者に対して人類が最後の戦いを挑む。



『惑星大怪獣ネガドン』の粟津監督の期待の最新作。
『ネガドン』にはなんだか分からない熱気がこめられていて、それが最後にドカーン!と大爆発して、それが素晴しかった。
そんな『ネガドン』の次とくれば更なる大爆発を期待せずにはいられませんでした。
結果、熱気は感じられなかった。ので大爆発もしなかった。
大爆発を予感させるものは有ったのだけど。

キレイなCGアニメーション。キレイなCGでキレイな物語をキレイに終わらせたかったのかと思う。
『ネガドン』は個人で作ったアニメ。『プランゼット』は製作チームで作ったアニメ。その違いなのだろうか。
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鉄男 THE BULLET MAN [2010年5月に観た映画]


鉄男 THE BULLET MAN 完全オリジナル・サウンドトラック盤

『鉄男 THE BULLET MAN』
(2009・日本) 1h11
監督・原作・脚本・撮影・出演 : 塚本晋也
出演 : エリック・ボシック、桃生亜希子、ステファン・サラザン、中村優子








鉄男の新たな秘密が明かされる。



爆音の大音響が凄まじかった。
最初は大音響に何の意味があるんだろう?ただのこけおどしなのでは?と思いましたが、クライマックスでちゃんと意味を持ってくる。
クライマックスでの物語の盛り上がりと登場人物の感情の高まりが、ゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!(もしくはドドドドドドドドッ!!!もしくはガガガガガガガガッ!!!)という大音響と重なり合うかのようにピークに達する仕掛けになっている。
そのピークへの高まり方が凄まじかった。



1作目の自主制作四畳半サイバーパンクホラーから始まり、2作目の特撮2LDKサイバーパンクホラーを経て、3作目でハリウッド映画に匹敵する、でもハリウッドでは作られそうもない独特の境地に達した『鉄男』と塚本監督。
才能が有って努力し続けるとここまでの高みに上れるものなのだと思いました。

上るにはそれなりの歳月が必要で、1、2作目では美少年風だった“やつ”こと塚本監督も本作ではプロゴルファー猿ヘアーのオッサンになっていた。

1、2作目での主演田口トモロヲさんがチラッとでも出てたら嬉しいのに。と思っていたら、歯磨き男としてチラッと出演。嬉しかった。
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川の底からこんにちは [2010年5月に観た映画]


しじみ

『川の底からこんにちは』
(2009・日本) 1h52
監督・脚本 : 石井裕也
出演 : 満島ひかり、遠藤雅、相原綺羅、志賀廣太郎、岩松了





しじみ会社の一人娘がしじみ会社を受け継ぐ。



ヒロインが卑屈だった。
「生きててすいません」とか言い出しそうだった。
最終的に「生きててすいません。だから頑張って生きます。」となる所が良いのだろうけど。

最後ワンピース着て欲しかった。
着ない所がこの映画なんだろうけど。



パートのオバちゃん集団リーダー格役の人が上手かった。稲川美代子さんという女優さん。声がいいので声優さんかと思ったけど、主に舞台で活躍なされているらしい。
亭主役の人とのやりとりも面白かった。
月島さんとは何かと気が合うようだ。
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レギオン [2010年5月に観た映画]


Legion


『レギオン』
"LEGION” (2010・アメリカ) 1h40
製作総指揮・監督・脚本 : スコット・スチュワート
出演 : ポール・ベタニー、ルーカス・ブラック、エイドリアンヌ・パリッキ、デニス・クエイド、チャールズ・S・ダットン、タイリース・ギブソン、ケヴィン・デュランド





神の命を受け、天使が人間を滅ぼしにやって来た。



ネタバレ有り。



『ターミネーター』+『ゾンビ』+聖書。といった感じ。『トレマーズ』が入るのかと思ったけど、そこまでノー天気ではなかった。

中でも聖書に関してが重要であり、聖書について、神と天使についての知識が有る事が前提の作品であると思う。

天使は父である神に愛して欲しいが、神は愛情の対象に人間を選んだため、天使は人間に対して複雑な感情を抱く。といった三角関係を理解していないと決着の仕方もよく分からない。

神の命令を受けた天使2人(単位は人でいいんだろうか?)。一方はその命令に背き、一方は忠実に遂行しようとする。
しかし神の御心はどこにあるのか?それを理解したのはどちらの天使なのか?

神の愛情を得たいが得られない。それは人間の存在があるからで、人間は憎むべきものなのであるけれど、それでも神の御心が有るが故に憎めない。
その天使の板挟みが切なく、それを描こうとした作品であるのかと思うけど、いささか暴力的エンターテイメント色が強すぎてそれに気付きづらい。

本作で起きたことは警告であって(警告の割りには人類がほぼ壊滅状態のような感じではあるけど)、それでも人間はそこに有る御心を理解せず、次の災いが起こることに怯えて武装する事を選ぶ。
分かってねぇなぁ人間。ってオチなのではないかと思う。
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殺人の追憶 [2010年5月に観た映画]


殺人の追憶 オリジナル・サウンドトラック

『殺人の追憶』
"MEMORIES OF MURDER” (2003・韓国) 2h10
監督・脚本 : ポン・ジュノ
出演 : ソン・ガンホ、キム・サンギョン、パク・ヘイル









ネタバレ有り。



軍事政権下の韓国の田舎村で起きた連続猟奇殺人事件。刑事たちは犯人を必死に追うが。



早稲田松竹にて。
初見の時の緊張感とどんより感よ今一度。と思い7年ぶりぐらいに観ました。



緊張感とどんより感有るものの、結末を知った上で観るともどかしさの方が上回ってしまう。
時に間違った方向に進むために捜査はなかなか進展をせず、それでもゆっくりと真犯人に近付き、後一歩で犯人を捉えられる。と思った瞬間、目の前からスルッといなくなってしまう。

そのもどかしさはなんだろう?と考えるに。
軍事政権下の韓国。闇の時代とも言えるその時代を検証し明るみにしようとすると、本作で描かれる連続殺人事件の真相さながらに、目の前にその本質が現れたかと思うと、また闇の中へ消え去ってしまう。そのもどかしさではないだろうか。
本作はスリリングな刑事映画ではあるけれどそれだけではない、韓国の闇の部分を暴き出そうとした映画であり、韓国がどのような歴史を歩んできたのかを知った上で観ないとその本質は理解出来ないのかもしれない。
それを理解出来ない。そのもどかしさも感じていたのかも。



本作で印象的なシーンは、赤パン男を追跡するシーンやクライマックスの豪雨のシーンなど色々と有りますが、中でも一番印象的なのは、キム・サンギョン目掛けての土手の上からのソン・ガンホのドロップキック。ガチで当てにいってるのがスゴイ。
当時のソン・ガンホ、ヘビー級だからその威力は生半可なものじゃないはず。それを真っ正面から受けたキム・サンギョンもスゴイ。
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ザ・エッグ ~ロマノフの秘宝を狙え~ [2010年5月に観た映画]

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『ザ・エッグ ~ロマノフの秘宝を狙え~』
“THE CODE” (2009・アメリカ=ドイツ) 1h44
監督 : ミミ・レダー
出演 : アントニオ・バンデラス、モーガン・フリーマン、ラダ・ミッチェル、ロバート・フォスター



老泥棒と中年泥棒が共にお宝を狙う。



ミミ・レダー監督久々の新作。2000年の『ペイ・フォワード』以降何してたんだろう?と調べてみたらテレビドラマの方に戻っていたらしい。
かつてはペニー・マーシャル、キャスリン・ビグロー、そしてミミ・レダーがハリウッド3大女性監督と勝手に位置づけていましたが、ペニー・マーシャルも2001年の『サンキュー、ボーイズ』以降映画監督作は無く、テレビの方で女優やったりドラマを撮っていたりするらしい。
今やキャスリン・ビグローの1人天下かと思うと、キャスリン・ビグローの『ハートロッカー』後の新作もテレビドラマだったりするらしい。
もう映画だテレビだと分け隔てて考える時代ではないのかもしれない。
とは言えペニー・マーシャルの映画での新作は熱烈に希望します。

ミミ・レダー監督の久々の新作の出来栄えは。
久々の映画で調子がいまいち戻らず。といった感じ。
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グリーン・ゾーン [2010年5月に観た映画]


Green Zone (Imperial Life/Emerald City Movie Tie-In Edition) (Vintage)



『グリーン・ゾーン』
“GREEN ZONE” (2010・フランス=アメリカ=スペイン=イギリス) 1h54
製作・監督 : ポール・グリーングラス
出演 : マット・デイモン、グレッグ・キニア、ブレンダン・グリーソン






イラクに大量破壊兵器は有ったのか?無かったのか?



現実問題を考えると不謹慎かもしれないけど、現実問題を抜きにしてとても面白いアクションエンターテイメントでした。
一旦動き出したら終わるまで止まらないノンストップ感が半端なかった。
ノンストップだから内容を理解するために頭フル回転にしないとついていけないので、観終わった時にはかなり疲れた。

ラスト、アメリカにも正義は残っている。な所はアメリカの観客に対して迎合している感じもしないでもなかったけど、こちらも現実問題を抜きにして楽しませてもらったので、あまり文句は言えない。



ポール・グリーングラス監督のあくまでフィクションでありながら、ドキュメンタリーさながらに起こった事象をひたすら追い続ける作風は完成の域に達した感があります。
事象を追うのが第一目的なので、登場人物の内面に入っていけない。というマイナスな所も有るかと思いますが、それでも追い続けるパワフルさがそのマイナスポイントを上回っている気がする。

この作風でSF作品が観てみたい。『第9地区』の続編とかやったら面白そう。
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オーケストラ! [2010年5月に観た映画]


Le Concert

『オーケストラ!』
“LE CONCERT” (2009・フランス) 2h04
監督・脚本 : ラデュ・ミヘイレアニュ
出演 : アレクセイ・グシュコフ、メラニー・ロラン、ミュウ=ミュウ








共産主義時代のソビエトで政策により解雇されたオーケストラメンバー。30年後、パリにて一夜限りの復活を目指す。



ネタバレ有り。



予想外にかなりドタバタなコメディでした。
ドタバタの裏にある共産主義時代のソビエトと現在のロシアの国の変わり様だったり、ソビエト時代のユダヤ人に対する政策だったりに関して知っていればまた違う見方も出来るのかと思う。
指揮者と有名バイオリニストの関係も政治絡みの事だったし。
けど、そこら辺の事全く知らないのでドタバタなコメディでよかったのかもしれない。

パリの後のオーケストラの処遇が気になる所でした。
パリに行ったのは違法だったわけで、ソビエト時代ならただじゃ済まなかったんだろうと思うけど、公演が大成功したからなのか、そこら辺大目に見てくれるのが現在のロシアなのだろうと思った。



クライマックスのパリ公演良かった。ジャンジャカジャーン!と盛り上がって。
メラニー・ロランのソリストぶりもお見事でした。顔から下合成なんじゃねぇか?と思えるほど。

好きな曲でした。
と言っても曲名を知らず。
チャイコフスキーのバイオリン協奏曲ニ長調。
好きと言っても6分過ぎのソリストしばし休憩のジャンジャカジャーン!部分がピンポイントで好きなのだけど。
↓に挿入されるイメージ画像からすると、東ヨーロッパの厳しい自然と牧歌的情景を想像させるものなのかもしれませんが、ピンポイント部分ロッキーチック(※)な感覚で好きなのです。







(※)ロッキーチャックとは似て非なり。
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処刑人Ⅱ [2010年5月に観た映画]

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『処刑人Ⅱ』
“THE BOONDOCK SAINTS Ⅱ: ALL SAINTS DAY” (2009・アメリカ) 1h57
監督・原案・脚本 : トロイ・ダフィー
出演 : ショーン・パトリック・フラナリー、ノーマン・リーダス、ビリー・コノリー、ジュリー・ベンツ、クリフトン・コリンズ・Jr、ピーター・フォンダ



10年ぶりにあいつらが帰ってきたよ。



あいつら以外にも主要キャストがほぼ勢揃い。
何より刑事3人組の勢揃いが嬉しかった。まだ役者さん続けていたんだ。という感慨込みで。

ゆるいノリも変わらず。
映画ネタが多めになっていたのが嬉しい。

ラストがよく分からなかったけど、また10年後ぐらいに同じメンバーでその真相を明かして欲しい。



10年の時を経て驚愕の真実が明かされました。それは・・・



ネタバレ有り。



兄弟は双子だった!!!
知らんかった。
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プレシャス [2010年5月に観た映画]


Precious: Based on the Novel

『プレシャス』
“PRECIOUS: BASED ON THE NOVEL PUSH BY SAPPHIRE” (2009・アメリカ) 1h49
製作・監督 : リー・ダニエルズ
出演 : ガボレイ・シディベ、モニーク、ポーラ・パットン、マライア・キャリー







プレシャスは16才の女のコ。



なんか色んな意味ですごい映画でした。
16歳の女の子に降りかかる壮絶な人生。
ただ、壮絶でありながら何故か悲壮感は無い。という不思議さ。
それはプレシャスのふてぶてしさと、何が有っても生き抜いてみせそうな生命力から来るものなのかと思いました。
それはプレシャスのクラスメイトの女の子たちからも感じました。みんなたくましい。

“PRECIOUS”というタイトルやプレシャスの風情からして、どこか女神信仰の話しでもあるかのように思えました。
最後に母に与えた許しは慈悲の心なのかなぁ。と。



女性教師ブルー・レインがいい人だった。厳しくも温かく女の子たちを見守る。
何より演じるポーラ・パットンがキレイだった。『ミラーズ』での胸元ざっくりのセクシー衣装が印象深い。
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パリより愛をこめて [2010年5月に観た映画]


Soundtrack




『パリより愛をこめて』
“FROM PARIS WITH LOVE” (2010・フランス) 1h35
監督 : ピエール・モレル
出演 : ジョン・トラヴォルタ、ジョナサン・リス・マイヤーズ、カシア・スムートニアック





たった一人でフランスにいるテロ組織を壊滅しに来たCIAエージェント。現地にいる見習いエージェントと組んでパリの街を大暴れ。



『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』は抑制のアクション映画でしたが、打って変わって本作はジャンジャンバリバリ大開放のノー天気なアクション映画でした。
テロリストに人権無し。の虐殺ぶりは開放し過ぎな感じもしなくは無かったですが、それはそれでアクション映画として正しい。
ヨーロッパ・コープは正しいアクション映画を作る道を正しく歩んでいるのだなぁ。と改めて思いました。
がんばれ!ヨーロッパ・コープ!負けんな!リュック・ベッソン!
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冷たい雨に撃て、約束の銃弾を [2010年5月に観た映画]

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『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』
“復仇” (2009・フランス=香港) 1h48
監督 : ジョニー・トー
出演 : ジョニー・アリディ、アンソニー・ウォン、ラム・カートン、ラム・シュー、サイモン・ヤム、シルヴィー・テステュー



娘一家が惨殺された。娘だけは奇跡的に助かり父に復讐を託す。



ネタバレ有り。



単なる復讐劇かと思いきや、そう簡単な話しではなく。
父はその昔脳に銃弾を受け、それが元で現在は記憶力が低下している。
記憶が次第に無くなってゆく父。
そんな男に果たして復讐は必要なのか?

復讐の手助けをする事になったその道のプロ3人。
一旦引き受けた仕事は何があっても完遂。それが信条。
しかし復讐相手は自分たちの仲間だった。
果たして復讐の手助けをするべきなのか?

それでも男たちは復讐の道を突き進んでいきます。
もはや復讐が目的ではなく、男たちの間に生まれた絆や信頼を守り抜く事が目的であるかのように。
絆や信頼を守り抜く。それがジョニー・トーの男の美学なのだと思いました。

映画としては正直な所もう一つ突き抜けない感が有りました。
ドラマにしてもアクションにしても、そこでもう一歩踏み込んでくれたらググッと来るのに、その一歩を踏み込まない。
それは抑制と言うのが正しいのかも。ジャンジャンバリバリのアクション映画を避けるかのように。それもまたジョニー・トーの映画に対する美学なのだろうと思いました。



復讐の父を演じるジョニー・アリディ、本国フランスでは国民的人気歌手兼俳優さんらしいですが初めて見ました。と思ったら、スティーヴ・マーティン版の『ピンクパンサー2』にご出演。初めてじゃなかった。
とにかく目が印象的。悪魔役とか特殊メイク無しで出来るんじゃないだろうか。
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ニューヨーク・ニューヨーク [2010年5月に観た映画]


New York New York [VHS] [Import]

『ニューヨーク・ニューヨーク』
“NEW YORK. NEW YORK” (1977・アメリカ) 2h35
監督 : マーティン・スコセッシ
出演 : ロバート・デ・ニーロ、ライザ・ミネリ










1945年。第2次大戦勝利の祝賀ムードで沸き返るニューヨーク。サックス奏者のジミーとジャズシンガーのフランシーヌが出会う。



ネタバレ有り。



ニューヨークを舞台としたロマンチックで物悲しいラブストーリー。
とは言えそこはスコセッシ。狂気な所もしっかり有り。
ジミーとフランシーヌの冒頭の出会いのシーンは、スコセッシならではと思える偏執狂っぷりがいかんなく発揮される。
フランシーヌに言い寄るジミーがとにかくしつこい。

それが時を経たラストシーン、ジミーはフランシーヌに対してあっさりと身を引く。
ああ、ジミーが大人になったんだなぁ。と思えました。あんなに強引でわがままでしつこかったジミーが。
フランシーヌは最初から大人。
2時間35分は正直長かったですが、冒頭とラストでのジミーの変わりようを感じるには2時間35分必要だったのだろうと思いました。

’50年代のロマンチックなハリウッド映画を意識して作り、その中にリアルな人間ドラマを放り込んで融合させる。という事がスコセッシ監督が本作で目論んだ事らしいですが、残念ながらそれが上手くいっているとは思えなかった。



驚きなのは本作が『タクシードライバー』の翌年に製作された事。
デ・ニーロがトラヴィスっぽく見える所が有るのはそのためかと思う。
あれだけどんよりとした映画を作った直後に同じ主演男優でロマンチックな映画を作る。そのふり幅の大きさが凄い。
でもってこの後が『レイジング・ブル』ってのもこれまた凄い。

Taxi Driver: Original Soundtrack RecordingNew York, New York (1977 Film)Raging Bull

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ドニー・ダーコ [2010年5月に観た映画]


Soundtrack + Score

『ドニー・ダーコ』
“DONNIE DARKO” 〈2001・アメリカ〉 1h53
監督・脚本 : リチャード・ケリー  製作総指揮・出演 : ドリュー・バリモア
出演 : ジェイク・ギレンホール、ジェナ・マローン、メアリー・マクドネル、ホームズ・オズボーン、マギー・ギレンホール







主人公の前に謎のウサギ人間が現れる。ウサギ人間は「あと28日と6時間と42分と12秒だ」と言う。



その意味は?



ネタバレ有り。



劇場公開時、その意味が静かに話題になった。かと記憶していますが、当時はその意味がさっぱり分からず。
今回観て、『ダイアナの選択』『パッセンジャーズ』のような可能性の未来が描かれた物語なのかと思いました。
『バタフライ・エフェクト』とは似ているようで違うような。
それにしてもやはり難解。と言うか幻惑的。そこが分かる人には分かる優越感に繋がってカルトな人気になったのだろうか。

思うに新人監督の長編デビュー作にしては豪華出演者が惑わせる原因になったような気がする。ドリュー・バリモア、パトリック・スウェイジ、キャサリン・ロス(『明日に向って撃て』『卒業』)、ノア・ワイリー(『ER』)。あと、この時は無名だったけどセス・ローゲンも出てる。
豪華出演者が演じる役に何か特別の意味が有るのでは?と思ってしまう。実際の所はそんなに重要な役ではないんだと思うのだけど。



主人公を不思議空間に誘うのはウサギ。『不思議の国のアリス』の影響力、至る所に有り。
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のだめカンタービレ 最終楽章 後編 [2010年5月に観た映画]


映画 「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」 ガイドブック (講談社MOOK)

『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』
〈2010・日本〉 2h03
総監督 : 武内英樹  監督 : 川村泰祐
出演 : 上野樹里、玉木宏、竹中直人










のだめフィナーレ。



ネタバレ有り。



原作開始から約9年。ドラマ開始から約4年の『のだめ』に遂に終止符が打たれた。って所が何より大事なんだろうと思いました。

しかし、物語としてはどこに向おうとしているのかが見えてこず。中盤を過ぎてもグズグズしていて「これ、どうやって終わらせるんだろう?」と心配になるほどで、それが終盤になったら急速に展開して終わってしまった。
なので、個人的にはさほど盛り上がる事もなく。『のだめ』が終わってしまった。という所のみで感慨にふけってしまうような。

音楽映画なので音楽で盛り上げて欲しかった。
前編は千秋編とも言え、千秋がメインとなればオーケストラを前面に押し出せ、そのため盛り上げられたと思いますが、後編はのだめ編で、のだめ編となればピアノがメイン(オーケストラとの協演も有り)だからという事は無いのでしょうが、あまり盛り上がらず。
のだめと千秋が最初に協演した曲を最後に持ってくる。というのは物語的には盛り上がるのだろうけど、音楽的にはどうだったのだろう?もっと分かりやすいジャンジャカジャーン!と盛り上がる、フィナーレに相応しい曲を持ってきて欲しかった。
フィナーレと言っても本格的な終わりではなく、一旦休止のように思えるフィナーレだったので大々的に盛り上げずに静かめに終わらせたのだろうか。

音楽で印象に残ったのは、清良役の水川あさみさんのバイオリンの演奏シーン。
音楽でと言うよりも水川さんが本当に弾いているみたいだった。素人目で見て。
バイオリンで本当に弾いているように見せるのは、他の楽器と比べて難易度が高いような気がする。



本作を観た後に原作を読んでみました。
ヨーロッパ編に入ってから日本編ほど面白くなかった事もあり、20巻辺りからコミックは買っていても読んでいませんでした。なので最終回を迎えていた事もしばらく知らなかった。
この際に読んでみたら、やっぱり『のだめ』は面白かった。概ねギャグ漫画として読んでいる部分が有りますが。
ストーリー漫画としても十分に納得できる結末でした。
それほど間を置かず番外編が始まったようなので、やはり本格的な終わりではなかった。
原作者の二宮先生にお子さんが生まれたという事で、のだめと千秋の子育て漫画になる可能性も有りそうな気がする。

思うにこの映画に臨むには、原作を最初からしっかり読んで、そしてテレビドラマから映画版前編を観て、アニメ版も観てフィナーレに向けて気持ちを思いっきり高めてから観た方がいいのかもしれない。
高め方が足らなかった事を反省。



一旦休止の際のまとめとして、一流の才能を与えられた者の使命が語られる。
その使命とは、常に最高を目指すべし。
最高の演奏が出来たのならば、次はその最高を超える最高を目指さなければならない。
まるでジャンプ黄金期理論。
しかし実際超えられるかどうかは別として、その志を持つかどうかが一流と超一流の分かれ目なのかと思いました。
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